大失態!40代のおじさんがANAファーストクラスになんと短パンで搭乗してしまった切なく儚いストーリー(後編)

再度出発ゲートへ

6:20
手荷物検査場へ行くと先が見えないほど長蛇の列ができて、大混雑です。
最近はSFCもあり、搭乗にはプライオリティーレーンばかり使っていたので、エコノミーがどれほど混むか忘れてしまっていました。

6:35
待てど待てどもゲートを通過できません。
申し訳ありませんと叫びながら、列を飛び越えて前のほうに横入りをさせてもらいました。 もう必死でした。

6:40
先ほどのルフトハンザのグランドスタッフが、偶然通りかけ、また私に声をかけてくれました。

そして現在の状況を彼女に説明すると、一度ANAに電話をしておいたほうがいいといわれた。 一度飛行機に乗り遅れると、それ以降の航空券も通常キャンセルになってしまうとのことでした。

つまり、マドリード発フランクフルト行の飛行機に乗り遅れてしまった時点で、それ以降のフランクフルト発羽田行もキャンセルされてしまうとのことだった。 直前に最悪の情報を聞きました。

6:45
エアヨーロッパのフランクフルト行7:10発のゲートに到着。

1人すでにキャンセル待ちのドイツ人の男性が待っていた。
私がひどく焦っているのを感じたのか、私の状況をやさしく聞いてくれたのでした。
さらにアドバイスもくれて、到着するターミナルが出発するターミナルと別だとさらに時間がかかるから、確認しておいたほうがいいよと言われた。 気が動転している時に優しくされて、独身おじさん恋に落ちそうでした。 到着ゲートはBで、出発ゲートもBでこれはよかった。

その間にも、私にはキャンセルになったであろう航空券に関して、ANAに電話をしなければならなかったのです。

SkypeでつなごうとするにもWIFIが遅すぎてつながらないし、日本で使っているSIMカードは預けてしまっているカバンの中でその時使えなかった。

フランクフルトへ行ったとしても、航空券の6万を払って、さらにカバンもマドリードの一時預かり所にに置いたまま受け取ることができず、フランクフルトでANA便に乗れずに途方に暮れるなんて最悪の事態になりかねないのです。

キャンセル待ちが出た!

6:55
なんと2席キャンセルがでて、私はフランクフルトへの航空券を手に入れたのです。

しかし手放しでは喜べず、本当にこのままフランクフルトへ向かっていいのかどうが確証がえられないままだったのです。

そのころには周りの人はすでに搭乗してしまって人がいなくなっていて、WIFIでskypeができてANAと連絡がとることができました。 しかし、すぐにでも搭乗しなければならない状態だったのです。

簡潔に今の危機的状況をつたえ、フランクフルト発羽田行の航空券を確認してもらうとキャンセルされてしまっているとのことだった。 絶望で失神してしまいそうでした。

再度その航空券を有効にできるかどうかお願いしました。 上司に相談するといわれ、それを待っているうちに私は搭乗ゲートを通過し、搭乗橋にまできてしまっていた。 そこでようやく上司からの許可がでたという返答をもらうことができました。

ANAさん感謝感激雨あられです。 今思え返すと、感動したのと安堵で涙していたかもしれません。

何とか東京に帰れそうです。 残念だが、カバンとは永遠のお別れです。

7:10
出発時間になってもしばらく出発しなかったが、LCCなどは飛行時間を多くサバ読んでいて、多少の出発は遅れても、到着時間は定刻通りになるということが多大にしてあるので、心を落ち着かせた。

いざフランクフルトへ

9:50
到着時間くらいに、30分ほど遅れて到着するようなアナウンスを聞く。
つまり到着時間は10:20。 フランクフルト発羽田行は11:30で、搭乗手続きは10:30まで。 残された時間は10分だったが、到着と出発が同じターミナルになるので大丈夫だと思った。

10:20
ターミナルBに到着し、人伝にてANAのチェックインカウンターを目指すと、行く手になんと電車が現れたのです。 おなじターミナルだというのに遠いなんて! しかも二駅目! 着いたらひたすら猛然とダッシュしました。

10:30
ぎりぎりにANAのチェックインカウンターに到着。 レッドカーペッドを優雅に歩いてチェックインする予定が、マラソンのゴールのような感じでのチェックインとなってしまった。

何とかファーストクラスのチケットを手に入れた

とにかくなんとか私は、「ANAファーストクラス搭乗」のチケットを手に入れました。

私は実はファーストクラスに乗る時のために服を用意していたのだが、その服はマドリードの荷物一時預かり所にあり、その日の朝は起きたまま慌てて出てきてしまったので、髪はぼさぼさ、無精ひげに、短パンにトレーナー、デイバックといういで立ちだったのです。

気づけば、40代のおじさん初めてのANAファーストクラスはなぜか短パンで搭乗してしまったという切なく儚いストーリーになってしまいました。

ビジネスクラスやファーストクラスには、レストランに行ってもいいようなカジュアルスマート程度の服装が必要とされます。 くれぐれも短パンやサンダルはNGですので、私のようにならないように気を付けてください。

完全に気がぬけてしまったのか、出国手続きに向かう際誰かに呼び止められて、何かと思ったら、私が航空券を落としていたらしく拾ってくれたのでした。 もう搭乗まで一切気を抜いてはいけません。

おじさん短パンでANAファーストクラス搭乗です

10:50
搭乗時間10分前です。

朝寝坊して、身支度を全くしていないく、右往左往しているうちに汗もかいてしまっていたので、時間はなかったですが近くのラウンジに行きシャワーを浴びました。 一日分の下着の着替えと洗面道具は持っていたので、身支度を整えます。 最後の最後まで、時間に追われるフライトでした。 身から出たさびなのですが。

11:05
ちょっと遅れましたが、無事搭乗です。

40代のおっさんが短パンでファーストクラスを通ります。
さぞCAさんも驚いたことでしょうが、そこはプロです。 顔色一つ変えません。

席に着くと憔悴しきっている私に、声をかけてくれました。 今日の朝からの惨事を説明して、短パンで搭乗したことを申し訳なく思っていることを伝えました。

CAさんは、よかったら着替えがあるのですぐに着替えてはどうかと提案してくれました。 さすがANA。 こういった機転のきいたウェットのサービスが素晴らしいです。

※ANAの公式サイトから

ANAのファーストクラスの座席は「大人の基地」みたいな感じで、半個室で、ゆったりとした広い座席に大型のディスプレイ、収納もしっかりあり機能的で大変よいです。

11:30
出発です。

とめどなく襲ってくる試練と格闘していてアドレナリンが出まくっていたせいで気づかなかったのだが、朝から何も飲食しておらず、大変のどが渇いていたので、ウェルカムドリンクのシャンパンのサービスをお断りし、ペッドボトルの水を数本いただいた。

食事が始まり、前菜がサーブされるとさすがに水というわけにもいかず、折角なのでシャンパンいただきます。

その後は大変おなかが空いていたので、写真を撮るのも忘れて、メインにラム、デザートをいただきました。 こまめに写真を撮る習慣がないのでつい忘れてしまいました。

福士蒼汰主演の「ちょっと今から仕事辞めてくる」を観て、「あー、私も仕事辞めてきたい」と思う頃には、すでに1週間の旅行の後のこの騒動で疲労困憊し、爆睡してしまてしいました。 時差ぼけ知らずです。

こうして11時間20分のフライトは、ほぼ寝て終わりました。

ファーストクラスを堪能するためには、サービスを味わうための体力を残しておくことと、短パンで搭乗しないようにすることを強くお勧めします。

到着後、フランクフルトから小さいデイバックのみ抱えた短パンのおじさんは、関税で荷物チェックされましたよ。 そりゃ、とても怪しいに違いなかったですからね。

そして何とか無事朝から出勤できました。 なんとかやり切りました。

追伸

マドリードの手荷物一時預かり所に預けた荷物なんですが、直接日本に送っていただけないかお願いしたのですが、EU圏内しか配送はできないといわれました。

一度は処分も考えたのですが、一度Facebookにてこの状況を説明したところ、フォロワーのお友達のスペイン人がお手伝いしてくれるとのことで、一度その方の家を経由し、日本へ荷物を送ってもらうことができました。

たくさんの方にご迷惑をおかけしましたが、1か月後無事荷物が戻ってきて、皆様のやさしさに大変感激しました。

私の座右の銘「考えているような最悪な事態はたいてい起こらないのでケセラセラでいこう。」で締めさせていただきます。 長文読んでいただきましてありがとうございました。

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